ポジションは主に右サイドバックで、特に守備能力が高く、稀にCBをすることもある。エヴァートン所属のミッドフィルダー、フィリップ・ネヴィルは弟にあたる。ユース出身のベッカムやギグス、スコールズ、バットなどマンチェスター・ユナイテッドの黄金期を築いたいわゆる「ファーギー・ベイブス」の一員である。05-06シーズン途中には、ロイ・キーンの電撃退団を受け、チームの新キャプテンに任命された。
決してフィジカルやテクニックが傑出しているわけではないが、その抜群の安定感と豊富な運動量は、計算できるプレーヤーとして監督から重宝がられる。特に、ユース時代から共にコンビを組み、イングランド代表では現在でも一緒に右サイドでプレーするベッカムとの相性は抜群。センタリングの精度も高く、センターバックもこなせるというユーティリティー性も兼ね備える。熟練したオフザボールの動きで味方の調和を引き出し、同時に敵の攻撃を封じる百戦錬磨の戦略家。ライン調整に不安は見せるが、対面のサイドアタッカーを巧妙に牽制してユナイテッドの堅守を支えて続けている。
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