1990年、リヴァプールでキャリアをスタート。1992年にはFAカップ優勝を果たすとその活躍が評価され、1995年11月には対ナイジェリア戦で代表デビュー。翌年のEURO1996にも左サイドハーフとして出場した。イングランドきってのドリブラーで、チームメイトを引き連れながらドリブルで敵陣へ突入していく様は壮観である。そのドリブルテクニックはイングランドの名ドリブラー、スタンリー・マシューズに絶賛されている事からも伺える。EURO1996までは代表チームの中心選手かつ牽引役であったが、監督が交代し、またベッカムが頭角を現して代表に呼ばれるようになると、チーム編成の変更を余儀なくされて控えに回ることが多くなった。1998年のフランスW杯での出場はわずか20分程度に留まる。
クラブでは、1999-2000シーズンよりリーガ・エスパニョーラの強豪レアル・マドリードへ移籍。2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝やリーグ制覇に貢献した。しかし、ルイス・フィーゴやジネディーヌ・ジダンらの加入により次第に出場機会が減少した。また、皮肉にも後にベッカムが加入しスタメンに定着した。互いにハンサムなことで知られる二人には妙な縁がついてまわることになったが、ドリブラーとパサーという全く異なるプレースタイルゆえ、選手起用については監督の好みや商業的要素に左右された面があったように思われる。2003-2004シーズンよりマンチェスター・シティへ移籍し、2シーズンプレーした後、現役を引退している。
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